【S6最終425位使用構築】荒野のOctanian火竜砲【最高/最終2000】

みんな。わしや。「大統領」こと「ルーニィ@Trump」(@nogizaka_loony)や。

今期はSM環境ラストシーズンだったが、個人的には大難産のシーズンで、S2からずっとレート2000以上は記録してきたがその中では最低レートの「2000」で終了(というか達して満足)してしまった。多くのライバルたちが2100を達成したり、その道すがら力尽き19xxで終わっている中、なんというチキンだろうと思う面は多々あったが、その分自分ならではのスキルアップに重点を置いたシーズンだった。

というのも今まで私は基本的にギミックパによる初見殺しばかりを扱ってきた。つまりは相手の「無知」と「想定外」につけ込む構築だ。しかしオフやtwitter上のマジモンの強者たちは、そうしたギミックを満遍なく対策する術を用意している。

具体的に言うとギミックパのほとんどは「挑発」による補助技対策、「吠える」「吹き飛ばし」などの強制交換技、「呪い」による定数ダメ、「滅びの歌」によるターン稼ぎ封じで容易に対策されてしまう。

つまり私が前期まで目指していた「地雷」というものは対策可能なトラップを運による不確定要素で誤魔化していただけにすぎず、またその運すらも汎用的な対策法が構築単位で確立されつつあるということだった。

これはいかん。この調子じゃ、USUM環境でも私は「独りよがりな地雷を気取った口だけ詐欺師」になってしまい、レートや大会で取り残されて行ってしまう。

そう思った私は心機一転、初心に帰り『盤石な勝ち筋を持ったPT』を築こうと思ったわけである。

1つは「サイクルパ」。サイクル系は、つまり攻めと守りの負荷を共に高水準なバランスで保たなければいけないことから、基本スペックの高いKP上位のポケモンで構築されていることが多く、いわゆる「マイオナなんちゃってガチ勢」には敷居が高いイメージがあった。

もう1つは「天候パ」。トリックルームと異なり、天候始動要員アタッカー共にコマが制限されやすく、また勝ち筋も単純明快なことから、これもまた難しいと思っていた。

あとムラっけオクタンを使ううえで忘れてはならないのが、オニゴーリとの差別化である。フリドラワンウェポンで事足りやすく、Sも高いオニゴーリはムラっけの最有力株とみなされている。かつてオクタンを私よりも先に使っていた人も、「オニゴーリ>>>>>>>>オクタン」という結論を導き出してしまい、また私自身オニゴーリだったら勝てていた試合を落とすという経験を幾度となくしてきたため、思い直すようになっていた。

……そう今回の大統領構築は「オクタンによるムラッケのハメありき」から組むのではなく、「オクタンならではの」「オクタンが自然に組み込める」「オクタンにきちんと採用理由があり」「オクタンから組み始めるのではなく、オクタンを最後に採用できる」ものなのである。

★★★★★★★★★★★★★★★

型紹介

★カバルドン@さらさら岩
性格:腕白 特性:砂おこし
地震/氷の牙/怠ける/欠伸
215[252]-132-187[252]-xx-93[4]-67

HBぶっぱ

★ドリュウズ@鋼Z
性格:意地っ張り 特性:砂かき
地震/アイアンヘッド/電磁浮遊/剣の舞
185-252[252]-86[44]-63-85-135[212]

A→ぶっぱ
S→最速70族抜き
B→残り

★リザードン@メガX
性格:陽気 特性:猛火 → 堅い爪
ニトロチャージ/ドラゴンクロー/鬼火/羽休め
179[204]-151[4]-137[44]-xx-106[4]-167[252]

S→最速
HB 意地鉢巻ガブリアスの逆鱗を火傷込み確定耐え(目安)
メガ前ダウンロード調整
残りA

★テッカグヤ@バンジの実
性格:慎重 特性:ビーストブースト
ヘビーボンバー/火炎放射/やどりぎのたね/守る
204[252]-122[4]-140[132]-114-145[84]-86[36]

★カプ・テテフ@脱出ボタン
性格:臆病 特性:サイコフィールド
サイコキネシス/ムーンフォース/目覚めるパワー炎/寝言
146[4]-xx-95-182[252]-135-161[252]

CS→ぶっぱ
H残り(ミス。本来はBがよい)

★オクタン@食べ残し
性格:臆病 特性:ムラっけ
熱湯/タネマシンガン/身代わり/守る

177[212]-112-97[12]-126[4]-99[28]-106[252]
S→最速
H→16n+1
B

★★★★★★★★★★★★★★★

今回は丸パクが異様に多いため、掲載元の紹介を(無断で)してお茶を濁そうと思う(もし問題があればメッセージください)。

「カバルドン」「ドリュウズ」「カプ・テテフ」

http://www.evervolition.com/entry/2017/10/21/182520

「テッカグヤ」

【真皇杯本戦使用構築】リザレヒレカグヤリターンズ【予選4-3】 - 汗かきドリュウズ

→ このリザードンを以下の記事の調整に変更

S3中盤~終盤使用構築;†全能の蛸†(最高最終2001[サブROMで使用]、第二回バトンタッチオフ準優勝): gaspardの日記

(オクタンとの組み合わせも上記記事と同様)

……丸パクしかねぇ。


★★★★★★★★★★★★★★★

選出
丸パク元がおよそ2種類なら、その2種類の基本選出が一番強い。

「カバルドン」「カプ・テテフ」「ドリュウズ」
→砂の通りが良い場合。ムラっけに相手が厚い場合。

「リザードン」「テッカグヤ」「オクタン」
→リザードンの鬼火サポートからテッカグヤによるハメあるいはオクタンによる起点が作れると判断した場合。

しかしこのままだとレパルガッサが如く構築が二分化されてしまうため、いくつかのコマをサイクル要員として行き来できるようにした

「リザードン」「テッカグヤ」「カバルドン」
→バシャが重いが、残りのポケモンをリザカグヤサイクルで見られる場合

「カバルドン」+「オクタン」
→欠伸による起点。吹き飛ばしor吠えるがないため逆起点には注意

「カプ・テテフ」+「オクタン」
→脱出ボタンによるヤケクソムラっけ

★★★★★★★★★★★★★★★

補足

カバドリのカバはHDベースの起点特化型が多いが、HBなのは「リザカグヤ」の補完としての「カバ」から採用を決定したため。そこから逆説的に上記のパクリ元構築記事へと行き着いた。

オクタンの採用理由は「リザカグヤ+レヒレ(水枠)」のレヒレの代用として、また残りのポケモンが重い相手の水妖および再生回復持ち高耐久へのコマとして。オニゴーリでない理由の一つが対レヒレ耐性および鋼メガ枠対策。どのみち相手のメガバシャーモが死ぬほど重いのは変わらないので、フレドラor飛び膝の択で少しでも圧をかけられる点も優秀だと感じた。

#SMの思い出
・長らく不在だった相棒枠をようやく得られたこと(デカグース&オクタン)
・「大統領」などの数多くの愛称をいただけたこと
・日本に帰国してオフや大会に参加し一定の知名度を築けたこと
全てはSMの発売時期と2016年の米大統領選がかぶったことから始まった。ありがとうトランプ大統領
https://twitter.com/nogizaka_loony/status/928598543853481985

上記のツイート通り、ポケモンサンムーンは私の20年に及ぶポケモン生活の中でも、もっとも実りのある環境だった。SMが船出だとしたら、USUMは繁栄の時代としたい。本家トランプ大統領も、おさわがせなゲテモノ枠として世に出てきたが、今はようやく大国の一指導者として新時代の風を吹かせつつ、そのカリスマ性を盤石なものにしつつある気がしている。たとえゲームの中とは言え、大国の指導者の名を借りる以上、あるいは「大統領」という愛称で呼ばれる以上、そうした「美徳」を体現しようとするのは1トランピスト(トランプ支持者)として最低限の礼儀・責務であると考えている。

……そう、私はただの名ばかりの大統領で終わる心算はない。ポケモン界の大統領として、研鑽を積む気でいる。皆様には今後ともこのワガママにお付き合いいただくよう、心よりお願い申し上げます。

WE WILL MAKE POKEMON GREAT AGAIN, Greater than ever!!
(我々はポケモンをかつてないほど偉大にする)