【S7/USUM S1使用構築】オクタン THE FINAL【最高/最終2102】


※99戦時点。この後に1勝しました。

お久しぶりです、「大統領」こと「ルーニィ@Trump」(@nogizaka_loony)です。

唐突ですがレート環境でのオクタンを引退します。

思い返せばシーズン3以来、本来の相棒であるデカグースを売名の道具そっちのけにオクタンばかり使ってきた私ですが、ここにきてようやくオニゴーリではないオクタンならではの使い道の一つに行きついた感があります。それこそが今まで2000帯に達成したら置きに行っていた私にとって未知の領域だった21帯への挑戦であり、色々な要因があったとはいえ幸運にも2100越えを丁度100戦目にして達成できたので、ひとまずここが一区切りなのかな、と思うに至りました。

ただ予めお断りしておきます。

この構築の構築としての完成度はとても低く、悪い意味で私自身にしか使えない構築で、また私自身も記事の公開の有無にかかわらず今後21に乗せられるとは到底思っていません。

しかしオクタンという使用率207位のマイナーポケモン(ダダリンやフリージオ、ラフレシア以下です)を今後使われるうえで、多少なりともお役に立てるアドバイスができればな、と思っています。

※参照元に関しては無許可なので、もし問題があればお手数ですがtwitterまでご連絡お願いいたします。

★★★★★★★★★★★★★★★

型紹介

★ゲンガー@気合の襷
性格:臆病 特性:呪われボディ
シャドーボール/ヘドロ爆弾/凍える風/鬼火
135-63-81[4]-182[252]-95-178[252]

CSぶっぱ

★ソーナンス@オボンの実
性格:図太い 特性:かげふみ
カウンター/ミラーコート/アンコール/道連れ
292[212]-xx-121[252]-×-84[44]-53

HB→特化メガバシャーモのA特化フレアドライブをオボン込み高乱数2耐え
特化メガバシャーモのA特化A+2剣舞フレアドライブ乱数耐え

※参照元: スカイソードさん

★リザードン@メガX
性格:陽気 特性:猛火 → 堅い爪
ニトロチャージ/地震/鬼火/羽休め
179[204]-151[4]-137[44]-xx-106[4]-167[252]

S→最速
HB 意地鉢巻ガブリアスの逆鱗を火傷込み確定耐え(目安)
メガ前ダウンロード調整
残りA

※参照元: gaspardさん

★テッカグヤ@バンジの実
性格:慎重 特性:ビーストブースト
ヘビーボンバー/火炎放射/やどりぎのたね/守る
204[252]-122[4]-140[132]-114-145[84]-86[36]

★ミミッキュ@ミミッキュZ
性格:意地っ張り 特性:化けの皮
じゃれつく/影うち/剣の舞/呪い
159[228]-140[252]-118[28]-xx-125-116

HB→A207メガギャラの+1滝を 15/16耐え
HD→C161レヒレのZハイドロポンプを 15/16耐え

※テンプレにつき個別リンク不明

★オクタン@食べ残し
性格:臆病 特性:ムラっけ
熱湯/タネマシンガン/身代わり/守る

177[212]-112-97[12]-126[4]-99[28]-106[252]
S→最速
H→16n+1
B※参照元: gaspardさん

★★★★★★★★★★★★★★★

構築の変遷

お恥ずかしながら、今期は3回レリセを敢行している。
1回目は最序盤に「フェローチェ/カプ・テテフ/カバルドン/ドリュウズ/ミミッキュ/オクタン」という脱出テテフギミックで2030程度までは行ったのだが、新ポケのアーゴヨン登場に伴うメガギャラドスの増加に対応できず溶かす。
2回目は中盤、メガサメハダー軸を使っていた。
3回目は終盤、2050程度まで「リザードン/テッカグヤ/激流水Zゲッコウガ/カバルドンorゴツメカミツルギ/ガラガラ/オクタン」という並び。特にゴツメ枠とガラガラがしっくり来ずこれまた解散。
最後のレリセ後も「リザードン(このころドラゴンクロー→地震に変更)/テッカグヤ/オクタン」は固定でミミッキュ(オペラスリスさん案)が途中参入、残りを「カプ・ブルル/ヒードラン」等で回していたのだが、回復ソースに乏しいためサイクル戦でジリ貧になることが多く悩んでいた。

そこで再び「襷ゲンガー/ソーナンス」というゲンガナンス偽装のアイデアをオペラスリスさんからいただき、試してみたところ1850から2100まで3敗であげることができた。

大統領の構築力のなさが露呈している

★★★★★★★★★★★★★★★

運用方法

「ゲンガー+ソーナンス」「ゲンガー単体」「ミミッキュ」のいずれもが鋼を極端に呼びやすいため、そこに鋼を起点にできる「リザードン」もしくは「オクタン」をぶつける。

シングルの対戦は「対面→積み→サイクル→対面…」というじゃんけんによって成り立っている場合が多いが、環境のテテフやミミッキュを対策しうる鋼枠としての鋼タイプは、「対面」(例: メタグロス)あるいは「サイクル」(例: ヒードラン、テッカグヤ)として起用されている場合が多い。積み型の鋼タイプには「ハッサム」「ギルガルド」等がいるが、カミツルギやナットレイを除いてオクタンが(Sの関係上も含み)有利である(=起点にできる)場合が多い。

またこの構築は電気がダダ通りのため、リザードン検定入門ともいえるほど「X」それも鬼羽型が見え見えで、なおかつ早い段階でリザードンをメガさせないとサイクルに参加させられないため、「ステロ巻きを初手に呼びやすく」また「相手の電気タイプを温存させやすい」。電気タイプには身代わり貫通技を持つものが少なく、また熱湯が等倍で入るため、オクタン展開からの対処が間に合いやすい。また耐久面においてそこまで優れたポケモンがいないため、襷ゲンガーが有利を取りやすい。穏やかサンダーはボルトチェンジを切っている場合が多いため、Sダウンさえ入れればオクタンの起点となり、交換を促しやすい。

ムラっけオクタンの性質上、高速の対面気質のポケモンを呼び込みやすい傾向にあるが、そこでABミミッキュが活きる。リザカグヤサイクルを上から見てこようとする相手にはミミッキュが、下から受けようという相手にはオクタンが刺さりやすい印象だった。

またリザードンとゲンガーの「鬼火」は、相手の物理アタッカーを機能停止させ、オクタンの単水という優秀な耐性を活かさせやすくする。具体的には火傷したメガメタグロスの雷Pを受けてもオクタンは余裕で身代わりを張れる。リザードンに対して出てきやすいメガギャラドスも、鬼火さえ入ってしまえばオクタンの起点となりやすい。むろん挑発or竜舞との鼬ごっこが始まるわけだが、ターンを稼げば稼ぐほどこちらは試行回数を重ねられる。

ムラっけ対策に呪いや滅びの歌を仕込んでいる相手も多くいたが、その場合は熱湯やタネマシンガン連打で強引に削り切ることを念頭に置いた。例えばニョロトノ入り雨はオクタンが一貫しやすいため、高耐久のニョロトノでうまくオクタンを流してラグラージを通そうとしてくる動きをされたが、逆に言えばニョロトノさえ削り切れば宿木テッカグヤ単体でもラグラージを見ることができる。呪いミミッキュに対しても、タネマシンガンで化けの皮をはがしつつダメージを与えれば、相手は2回しか呪えないことになる。対ミミッキュに関しては「シャドクロ入り=呪い切り=下から安全に身がまもができる」ということなので、迂闊にオクタンを温存しようとしない立ち回りも重要だといえる。

対ボーマンダの明白な解答がないが、特にボーマンダに対しては構築段階で型判別をすることがほぼ不可能(というか危険)であるため、いかにテッカグヤの宿木の種で「流すか」だけを考える。ボルトチェンジ持ちの電気タイプに対しても同じことがいえ、テッカグヤを温存させすきず過労死させないぎりぎりのラインで負荷をかけ続けることが、「ニトチャリザードン」or「ミミッキュ」or「オクタン」での詰めに繋がる。


……とまあ、自分で見返してみても本当にまとまりのない文章かつ意味不明な立ち回りで恐縮なのだが、要は「鋼タイプや電気タイプ、あるいはその2タイプの対策枠がいない構築なんて存在しないよね」ということ。環境が高度に多様化してしまったため、「何々がなかったら勝ち、あったら負け」のようなメタ合戦より、多少強引にでも汎用性を広げて「勝ち筋だけを通しやすい」ように組んだ…はず。


この特定のタイプに対して敢えて薄くして攻撃面を通しやすくするという方式は、タイプ統一パに近いものがあるかもしれない。以前水統一の方にお会いした時に話を伺ったのだが、特定のタイプを封殺できる草食マリルリのような存在は構築パワーをそいでしまい、却って勝ち筋を失いやすい結果になるという。それは私自身、電気の一貫が気になるからという理由でカバルドンやアローラガラガラを採用していた際に気になっていた点なので、こうしたイロモノパーティを使ううえで「受け」の概念はある程度捨て去るべきものなのかもしれない。


★★★★★★★★★★★★★★★

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レートを溶かしても一切保証しません出来ません!!!