【ポケモンSM】S1使用構築草案 - サメナマコクワガノン 他

大昔(第四世代)からガチ対戦環境にはいるけれど、ろくに構築記事も書いたことのない深遠のトレーナー、ルーニィです。

TNは第五世代「はたさわこ」XY「はたさわこ」ORAS「ちはらみのり」。

そしてここにきて第七世代「Trump」(全角)になりました。

ガチガチのガチにもマイナーにも徹せない、構築力のない感覚勢(最高レートは第五世代のユキトドだからね)ですが、そこはご愛敬ってことで。


まあというわけでサンムーンS1なんですけれども、今シーズンはみんな手探りということもあり、環境が不安定で、私のレートも大いに浮き沈みしました。

2000間近になったり1700まで落ちたり。

同じ構築なのにまあ安定しない。

恐らくその理由としては、

「初手に出てきやすいポケモンの推移」
「Z技の開拓」

の2つがあると思われます。

バンク解禁前の現環境の特徴としては

「炎が貧弱」
「ステルスロック撒きの少なさ」

が挙げられ、特に後者は対面および起点構築における実質マンムー1強の様相を呈すに至りました。

ウツロイドは起点回避が難しいからね。


……で、まあ私もサメの通りがいいのは何となくわかっていたんで、サメハダー軸にしようと思ったんですが、サメ軸に不可欠な削りとしてのステロ撒きであるマンムーと、サメの相性が如何せんよろしくないのですね。

というわけで、メガサメハダーを使いたいという天邪鬼なレート民のために、ちょっとその運用法としてオリジナリティがあると思われるものを晒しておきます。


構築名【サメナマコクワガノン】

最終レートは1950ほど。

サメナマコクワガノン以外の3匹もしっかり考察すればたぶん2000はいける。



サメハダー@メガ石
性格:意地っ張り
特性:加速 → 頑丈顎
技構成:かみ砕く 氷の牙 地震 守る
実数値:147(12) -189(252) -60 -*-60 -146(244)
 →メガ:147(12) -211(252) -90 -*-85 -156(244)

●何の変哲もないサメ。
●Sはメガ前80族抜き、メガ後意地ガブ抜きという名のほぼ全振り。
●抜き性能を高めるためのAぶっぱ。
●やけくその残りH(ダウンロード対策にDに振ってもいいかもしれない)。

●最高打点であるタイプ一致メインウェポン「かみ砕く」。
●ガブマンダ意識の「氷の牙」。
●コケコ対策「地震」。
●加速発動用およびギルガルド用「守る」。

こいつの利点はレヒレ等余程相性の悪い相手以外は確2圏内に収められるということ、超耐久の少ない現環境で必然となる上からの殴り合いに、加速という特性が解禁されている無二の存在であるということ。

テッカグヤ等中耐久中打点のポケモンに無理矢理受けを担わせている構築が多いのも追い風。

欠点としては素の耐久が低すぎるため、コケコの守る貫通電気Zでもおっちぬということ、先制技(主にウインディの神速や、ルカリオの真空波)でも致命傷を受けやすいということ、「守る」の知名度の高さのお陰で常に択が生じるということ。

……つまりだ、後攻トンボルチェンからの無償降臨を果たせば強いんじゃね? と思って生まれたのが次の型。



クワガノン@オボン
性格:穏やか
特性:浮遊
技構成:ボルトチェンジ 鉄壁 毒々 羽休め
実数値:184(252) - * - 110 - 166(4) - 139(252) - 63or57(最遅ガルド抜かれ調性)

●後続の無償降臨を狙うボルチェンと、半端な物理アタッカーを黙らせる鉄壁型・コケコ封じの毒羽型を合わせたらこんなキメラが生まれた。
●数値が足りないのでHDぶっぱ。
●しかし大量発生した珠マンムーに安定しないため、Bにもう少しふるか、ウイの実などの1/2回復型の木の実を持たせてもいいかもしれない。

居座り目的の鉄壁型なのに、ボルチェンとは如何にという感じだが、そもそも鉄壁クワガノンは物理や電気タイプを流す力はあっても受けきる耐久力はない。

ならば鉄壁をちらつかせて毒だのでひっかきまわして、ボルチェンで後続に繋ぐ動きの方が強いように感じた。

主に初手に出てきやすいマンムー・コケコに特化した型であり、型バレしたらその強さは半減するだろうとは思われるが、破格のCを生かしたアタッカー・ボルチェン特化のチョッキ等が一定数いる限り、この型の動きやすさも変わらないと思われる。

初手マンムーには鉄壁から、初手コケコにはどくどくから入る。

あとは後続次第なので、交代のタイミングでボルチェンをぶち込むなり、どくどくをいれておくなり、好きにすれば良い。



ナマコブシ@ゴツゴツメット
性格:図太い
特性:飛び出す中身
技構成:カウンター 毒々 挑発 自己再生
実数値:162(252) - * - 200(252) - * - 151(4) - 25

●これまた有り触れた調整のナマコブシ。強いて言うならナマコミラー用に上から挑発を打ち込むため、Sに4振りしてもいいかもしれない。
●メインウェポン「どくどく」、安定した再生回復技「自己再生」、あとは削り特化と展開阻害のために「カウンター」「挑発」とした。

世間では積みストッパー用の天然ナマコがはやっているらしいが、私は一貫して「飛び出す中身」型を推す。

というのも、ナマコの最大の強みは「生き残ることに特化したてんねん」と「最後っ屁の飛び出す中身」が共存しているという点であり、となれば最初から対策必須で身代わりによって防ぐことのできるてんねんよりは、相手に不利な択を強いる「飛び出す中身」の方が圧倒的に使いやすいし、立ち回りに自由が利く。

ナマコブシというポケモンは素のHが低すぎるせいで、B特化してもメガルカリオやメガボーマンダへの後出しがしにくく、また耐久キラーにありがちなマンムーの地割れやドサイドンのつのドリル、キュウコンの絶対零度等に対して上から打ち込まれ放題な問題点がある。

またメガギャラドスに対しても「天然」だと一方的に型破りされて不利となるが、飛び出す中身ならば相打ちに持って行くことまでは出来る。

この中途半端なダメージだろうが定数で与えられる「飛び出す中身」はサメハダーの性質と相性が良く、素のサメハダー側のSが勝っていれば守らずに攻撃を入れ、加速と同時に一体を持って行くor交換先を削る等の、スカーフ対策にもなる立ち回りができるようになる。



残る3体は3匹できついレヒレハッサムを見るために「剣舞格闘Zブルル」や、ステロが痛すぎるものの1:1交換しやすい「襷ミミッキュ」、天然ナマコループと錯覚させやすいハピナス等の超耐久をいれておくといいかもしれない。

ただ純粋な受け回しではなく、あくまで削りに特化した構築にするため、一瞬受けループっぽい面子でも後続にガリガリと負荷をかけていくような構築を心がけるべきだと考える。



ちなみに最終日に使ってた残り3匹は、


ミミッキュ@襷
意地っ張りAS
影うち シャドークロー じゃれつく 剣の舞

アシレーヌ@Z
控えめHC
泡沫のアリア ムーンフォース アクアジェット アンコール

ポリゴン2@輝石
控えめHC
トライアタック 自己再生 シャドーボール トリックルーム


という実にいい加減な3匹。せめてハッサムレヒレに厚くしなさいよという。

お陰でマンマンレヒレに対して、クワガノンで勝手に相手を攪乱させて、交代際のサメハダーの地震で回復技に乏しいレヒレを削るという荒業で対処していた。





シーズン2は、いよいよバンク解禁。

メガ石も同時解禁されるならば、恐らくサイコフィールドや悪タイプへの無効化の影響を受けず、また1ターン目からの特性適用がされるようになった道連れメガジュペッタ軸にしてみたいです。

では。

※トランプマンだけにデカグース使いたいんですけど、だれかアイデア下さい。
twitterまでどうぞ(→@nogizaka_loony)